皆様こんにちは、営業第3部で部長をしている神田です。
突然ですが缶入コーンスープを飲んだ時、コーンのつぶが全部は出てこず、なんとなく不満なまま、ゴミ箱に缶を捨てた経験はありませんか?コーンスープの缶は中身のコーンが出やすいように、缶コーヒー等の通常蓋(写真【1】)より飲み口が広い広口蓋が採用されるケースがほとんどです。でも数粒は残ってしまうことが多いのも事実です。少しでもコーンのつぶが出やすくする為、飲み口をさらに広く改良してきました(写真【2】)が、それでも缶の構造上、コーンのつぶが数粒は最後まで残ってしまうことがあります。
【1】缶コーヒー等の通常蓋(ふた)・(開口面積2.6cm2)
【2】さらに飲み口を広く改良した広口蓋(ふた)・(開口面積3.3cm2、通常蓋の1.3倍)
口部を広くしてもコーンのつぶが数粒は最後まで残ってしまうことがある
お得意先様も頭のいたい問題だったのでしょう、「コーンが全部出る缶を作ってくれ!」という無理?な相談を持ちかけられ、技術陣と何回となく意見を戦わせてきました。 そして出た結論が、従来の「飲み口を広くする」という発想ではなく、「すべてを飲み口」とするWORC(ワイド・オープン・リシール・キャン 写真【3】)なのです。

【3】 WORC(ワイド・オープン・リシール・キャン) (開口面積12.8cm2、通常蓋の4.9倍)
お得意先様にプレゼンをした結果、これならどんな消費者にも満足いただけると高評価をいただき、共同でいろいろなテストをしながら商品化することができました。 一見「無理」と思われるようなリクエストにも「不可能を可能にする※1」精神で製品化にこぎつけることができた一例です。
(※1:大和製罐の創業者がよく使用し、大和社員に伝えられているチャレンジ精神を表している言葉です。)
商品化後、コンビニで女性が「この缶、スープ粒が全部出てくるんだ」と友人に話しているのを聞いた時には消費者視点の重要性を再認識したものです。 更にスープ以外にも香りを重視するコーヒーにも採用され好調な売上を上げている等、新容器のヒット商品になりました。「お客様の声をよく聞き、それをビジネスチャンスに繋げていく」このような面白さが営業部門にはあります。一緒にこのようなフィールドで働いてくれる仲間を募集中です。 みなさんも是非検討してみて下さい。
※ 現在WORC生産ラインは1ラインの為、すべてのお得意先様に採用いただけるような供給能力はありませんが、将来的には能力増強も視野に入れていく予定です。

